まつだのぼうけんき

旅行、お散歩の備忘録。アイコンの写真は近所の山にいた猿、当方機械音痴がたたって猿は90度傾いているけれども許してほしい。

ハンドブレンダーのある生活〜おすすめ台所家電〜

コロナだよ、全員自粛、と言うことでお家でご飯を作って食べる機会が増えたと思う。

 

かく言う僕もその一人で、極力買い物回数を減らしたい(週一、日持ちする野菜多めになる)&安く済ませたい&野菜が嫌い(特に生野菜はあまり好きじゃない)と言うことで艱難辛苦あったが、ハンドブレンダーと言う新しい武器を手に入れることで、無理のない野菜多めの生活を実現できた気がする。

 

今回のテーマはハンブレライフで人生を豊かにする、と言うこと。

ハンブレのある生活で、ちょっと食生活を見直したり、調理の幅や効率を変えるきっかけになればと考えている。

 

 

さて、ハンブレとの初めての出会いはバイト先である。

勤労意欲の低い僕は、アットホームなクッキー屋の工場でおばちゃん達に囲まれながら、ぬるっと働いていた。

その時にその中のいかにも世話焼きのおばちゃんが、

「料理するならハンドブレンダー買うといいよ、ポタージュとか簡単に作れちゃうから!」と教えてくれた。純ジャパの僕は生まれてこのかた汁物といったら味噌汁なので「ポタージュ」などといった欧米かぶれの椀に興味がなかった。

と言うかむしろ、擂り潰した野菜にオリーブオイルやパセリなどあしらったいかにも意識高い系が飲んでそうな液体に少しの嫌悪さえあった。

「ポタージュ」などと言うのは!休日になったら“余った”パンでフレンチトーストなんぞ作ってブランチとか言いながらインスタのストーリーに上げるような人が飲むものだ!

(当方断固としてコメ派なのでパンが余ることはない)

日本男児たるもの、味噌汁に野菜をぶち込んで飲むべし!!!

 

今思い返せばかなり愚かだが、地方から都会に出てきて何か抵抗したい気持ちがあったのだろう。

こうして、初めてのハンブレは概念としてそのまま時が経った。

 

それから3年の月日が流れた。

高校同期が就職して、東京に来た。

僕はその時、大学四年生だった、、、

…そう言うことである。

 

さておき、この同期(あだ名が脇毛なので以下脇毛と表記)、家が近かったこともありよくお邪魔して一緒にお料理教室ごっこをしていた。

 

(当時はブッラータというチーズにはまっており、これを買って生ハムや桃と食べるブッラータ祭りが我々の中で流行っていた。

なおこのチーズは高いので、半額ずつ出し合って幸せを分け合っていた…)

 

脇毛は納豆ご飯エブリデイな僕と違い、結構しっかり自炊していて、良くパスタだとかパンをご馳走になった。

まさに、“大親友の彼女の連れ、美味しいパスタ作ったお前”というシチュエーションである(?)

 

そんな脇毛が“おもむろに”、ハンドブレンダー買おっかな〜と言い出した時は内心びっくりしたが、しかし家でパンを焼くような奴はハンドブレンダーを持っていてもおかしくなかった。

まあとりあえず、見てみようよ、ということでスーパーからの帰り道、家電量販店に寄ってみた。

 

キッチンコーナーに奴は鎮座していた。

僕の中の概念が、確かな存在に裏付けられた瞬間だった。

 

我見る、故にハンドブレンダーあり…

 

しかし、ハンブレが…想像以上にスリムで驚いた。

これはお店で見たときとお家で見たときで大きさが違くてショック死するあの現象だろうか…

 

脇毛は少し悩んで、チョッパー機能もあるシンプルかつお手頃価格のハンブレを選んでレジへと赴いた。

 

夏が近づく五月の終わりという季節のせいか、今から始まるハンブレ物語への期待なのか、僕らの足取りは軽かった。

 

家に着いて、アボガドのポタージュを作ることが決まった。

正確な材料は忘れてしまったが、アボガド・玉ねぎ・きのこ・牛乳・コンソメあたりだったと思う。

 

せっかくのハンブレの門出と言うことで、トッピング用にわざわざエビを焼く運びとなった。

 

玉ねぎをバターで炒めて、きのことアボガドを加えて炒め終わったら牛乳とお水を入れて…

 

具材に火が通ったらヤツの登場である…

何がすごいって、ミキサーと違って鍋の中でそのまま使えるのが良いよね。

 

ヴィヴィヴィヴィヴィヴィヴィッッッッッッ

 

ハンブレは勢いよく回転して、唸りを上げながら野菜たちを粉砕していった。

 

おおおおおおおお!!!

 

我々の間にも歓声が上がった。

 

今まで野菜入りスープだった液体は突如としてポタージュになった。

良い香りが部屋に充満した。

それから少しコトコトしておしゃれな器に盛って、点々とオリーブオイルを垂らしエビを乗せたら…完成である。

興奮冷めやらぬままに実食編へGO!

 

まあ普通に考えて不味いわけがなかった、不味いわけがなくない?

我々は即座にポタージュを完飲し、今後のハンブレの可能性に関して熱く議論した。

同時に僕はハンブレ購入の意欲を見せ、ハンブレ同盟が確立、我々はがっしりと握手し、ハンブレに光あれ!と祝勝会を開催した。

 

しかし、いざ一人になるとやはり僕にはハードルが高かった、あれ洗うのめんどそう(突然の裏切り)。

それが脳内の9割を占拠し、結局それから一年間、ハンブレに課金することはなかった。

 

ちなみにどれくらいめんどくさがりかと言うと、簡単クッキングだとか手抜き料理で蓋を開けて湯を注いで待つ以外のムーブがあるとやる気が起きないくらいにはめんどくさがりだった。

 

 

しかし、契機が訪れた。

今年社会人になって、コロナだなんだで野菜を食べない不健康な食生活(ポテチは野菜)に不安を感じていた頃、野菜は取りたいが生ではイヤなのでとにかく味噌汁にブチ込む日々が続いていた。

これは一人暮らしあるあるだと思うが、味噌汁の水って測るの面倒だし、多いに越したことないしと言うわけで具材を大量にぶち込んで、数日分の味噌汁が生成される。

その結果、味噌汁の供給が需要を大幅に越してしまい、すっぺぇ味噌汁とさよならすることが頻発した。

 

別に味噌汁のことを悪く言うつもりはないが、味噌汁って洋食とは合わないし、味も結構限られる。まあ某牛丼店ではどんなメニューにも味噌汁をつけてくれるが。

味噌汁を凍らしたことがないので知らんが、味噌汁って小分けで食べにくい、かと言って毎日作りたくないし…そこで思いついたのがポタージュと言う選択肢である。

 

ネットで探して、いろいろ考えた結果、以前脇毛が買ったものと同じものを購入。

 

https://www.amazon.co.jp/TESCOM-PureNatura-%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC-%E3%83%9B%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%88-THM321-W/dp/B00O7N6LWW

 

その理由は

・多機能は1周周って使う機能が限られる

→お菓子とかは断然買う派なのでミキサー不要、フラペチーノなどはカフェで楽しむべきものだと思うので氷粉砕できる必要なし…

 

・使い込むかはわからない

→生活に馴染まなかったら、さよならすることになるから高いのはちょっとリスキー。

 

・高機能なものはお値段が張る

 

からである。

 

ポチッとな、して待つこと数日ご対面。

 

早速、人参が余っていたので人参のポタージュチャレンジ(所要時間は20分ほど?)。

人参ってまあとりあえず買うけど余るよね、と言うことで一本丸ごと。

さらに玉ねぎも加えて甘みアップを目論む。

 

どちらも炒めてしっかり煮込んでいざハンブレ!!!

 

半端ない、半端ない振動!!!

 

容赦なく野菜をポタージュしている!

そこに痺れる!憧れるぅ!

 

(結構、音がでかいのが残念かな…)

 

実食すると…んまい、んまいでござる。

なんやかんや三食分できたのでタッパーに詰めて冷凍保存。

にんじん、かぶ、さつまいも…

色々試したが所謂味噌汁用の大きさの鍋で大体3回分くらいできる。

恐らく、大鍋でやればもっと沢山できるだろうが、なにぶん一人暮らしの冷蔵庫のキャパには限界があるので、これくらいがちょうどいいかも。

食べる日の前日に冷蔵庫に移してレンチンすればおけ。

汁物じゃないから溢れにくいのも良い。

 

めっちゃ簡単やないか!

 

しかも、洗い物は想像以上に楽。

ブレンドした後に下の写真見たく取り外せるので水道ですすげばおけ、楽勝(きれいに洗った方が良いことは良い)。

f:id:tabitarou:20200524001434j:image

 

結局ハンブレがお家に来てから、味噌汁ライフは終わって朝ご飯なんかで飲みたいときはインスタントのものを活用した(旅行でのあまり)。

朝は相変わらず納豆たまごかけごはん生活なので、味噌汁がいいし、味噌汁はワカメとか海藻食べられるから良い。

 

さて、グダグダグダグダ書き連ねたが最後にハンブレで変わったことをまとめていきたい。

 

・野菜が取りやすくなった。

          野菜を食べるハードルが下がった。

          例えばカブだとかさつまいもポタージュだとか、ポタージュできるものは全部味方

   になった。以前だったら、カブなぞ買わなかった。

   人参ポタージュだと一食で人参1/3本(およそ50g)と玉ねぎ1/6 (およそ30g)ほど摂

   取できるので魅力的。

   ちなみにキノコも嫌いだが木っ端微塵にするので気にせず食べられるように。

 

・味噌汁が無い分、メインの味の選択幅が広がった。

   一汁一菜が基本なのでそこの味が全部一緒は抵抗があった。味噌汁に味噌炒め

   はちょっとくどい。

   ポタージュだと和でも洋でも行けるのは良い。

 

・チョッパー機能ありと言うことで、安い鶏胸肉でミンチ作ったり、野菜のみじん切りしたり…五秒くらいでできるので料理への抵抗は減った。

   片付けも思った以上に楽。野菜だけなら水でジャカジャカでおけ。

   そこまで大きくないので乾かすスペースもほとんど困らない。

   まだやっていないが、冷製のパスタソースだとか作ることもできるし、

   ネギトロすら自家製で出来る。

   減量していたり食事調整していたら、自分でミンチが作れると便利かなと思ったり。

 

・ポタージュは野菜がいっぱい入っているので、食べ応えあり、疲れた時に癒される。暑い季節は冷製もありなのも魅力的(?)

正直、そこまで手が込んでいないが込んだ感が出るので良い。

 

・たまに調子乗って、バナナスムージーとか作って飲むようになった。これも5秒でできるのでおすすめ。

この前は季節外れの苺が安かったので爆買いしてスムージーにするなど。

氷対応ではないのでフラペチーノはよろしくないと思われるが、バナナを軽く凍らせるとスムージの美味しさアップ、まあブレンダーした容器のまま飲むんですけれども、ガハハ。

 

・野菜ロスが減った、痛む前にポタージュにすればバレないバレない。←昔味噌汁でやっていたことが(笑)

 

ちなみに、ポタージュと味噌汁を入れ替えてひとつだけ気に入らない点がある。

これはポタージュ、あんまり米に合わねぇ…と言うことである。

僕は前述したように、バリバリの米派でマージでパンを食べないので、夕飯もロールキャベツ、ポタージュ、米みたいな(まあ味噌汁でもバランス悪いけど)ことになりがち。

ここは、ポタージュの可能性を信じていこうかなと言ったところで、これからに期待。

そもそも僕にとってのポタージュのポジションは、味噌汁とサラダな訳だからこの結果はある程度は甘受すべきかなと思ったり。

 

 

 

ハンブレ生活、是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。