まつだのぼうけんき

旅行、お散歩の備忘録。アイコンの写真は近所の山にいた猿、当方機械音痴がたたって猿は90度傾いているけれども許してほしい。

コロナ出でて、ロシア旅行滅ぶ。その1・夢とロマンのシベリア鉄道

この『旅行の墓場』シリーズは、行きたかったけれどもなんらかの理由で行けなかった旅行に関してツラツラ述べていくことでその旅行への思いを成仏させ、当方が次の旅行に関して前向きになれるよう応援することを目的として開設された旅行供養であるので、生暖かい目で見ていただければと思う。

 

今回は本来であれば三月上旬に催行される予定であったロシア旅行(一週間程、鉄道泊2回)の誕生とその死についてぬるっと語りたい。

 

さて、時は去年の7月あたりに遡る。

後輩の就職祝いに訪れたロシア料理屋さん・海燕でロシア料理を嗜みつつ…ふとシベリア鉄道乗りたくないかという話になった。

 


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ウクライナコースだったかな…忘れちゃったけどキエフカツレツのカロリーみが深過ぎて喜びが爆発した。うまうま〜。
ボルシチは個人的にはゴドノフ東京さんのが好き(突然のマジレス、個人の見解です)。

 

特に鉄道への拘りがあるわけではないけれど、シベリア鉄道っていうとなんかすごい響きがいい。

また、これは当方の勝手な妄想だが、シベリア鉄道に乗って車内で好きなカップ麺を食べるというのが人生をより豊かにするために必要ではないかと思ったのである。

こうして我々は、アマゾ…ではなく原点にして頂点の鉄道旅行・シベリア鉄道の旅に赴く運びとなった(異論は認める、コメントにどうぞ、参考にします)。

 

一口にシベリア鉄道と言っても、様々なルートが存在している。

そこで、楽しそうだなと思ったルートをいくつか挙げ、同行者氏と共に検討することとした。

 

まず王道(?)のウラジオストクーモスクワ間ルートである。

所謂完鉄というべきかもしれないが、電車の種類にもよるがこれは早くて一週間かかる(ロシア号というやつ)。

ユーラシア大陸の大きさを考えたら当たり前体操な期間だが、3月という貴重な卒業旅行シーズンにこんな変人と一週間も鉄道に乗らされるのは、同行者氏があまりに不憫だということで、これはパスした。

 

 さて次に、乗車中に国境を越えるパターンが検討された。

世間様がどう感じるか知らんけど、島国の人間として鉄道の中で越境を迎えるのなんかロマンがありませんか。

(1)モンゴル経由

成田からウランバートルに飛んで、ウランバートル観光後、鉄道でイルクーツクまで移動して、イルクーツクからウラジオストクまで飛んで、ウラジオストクから成田に帰るパターン。

ロマンスが有り余る魅力的なルートだが、片道航空券になるのであほほど値段が高くなり撤退。しかも冬のモンゴルに勝てる自信がなかった…まあむしろウラジオストクのが寒い説あるけれど。

モンゴルも観光したい、馬に乗りてェ、そうだよスーホの白い馬だよ!という当方の欲張りセットは儚くも散ったのであった。

 

(2)中国経由

当方、昨年の2月に中国の東北地方にお邪魔したこともあり、瀋陽からスタートしてウラジオストクを目指すのもありかな〜とかぬるぬる考えていた。

ボストーク号というやつ。

しかしこれ…高い。鉄道料金に当方の財布が、口座が耐えられることはなかった。

さらにこの時期、北大教授の不当な拘束など”中国の不透明さ”によりやや日中関係は緊張していると考えたため、中国ルートは消滅した。

 

となると、いよいよロシア国内完結ルートでサクッとシベリア鉄道が楽しめるルートは限られてくる。

ウラジオストクに着いて、鉄道でハバロフスクまで移動、そこからイルクーツクあるいはモスクワに飛んで、成田に帰るルートなど諸々案は出たが、予算と期間の関係上、最終的には、ウラジオストク-ハバロフスク間を往復するルートが採択された。

その理由としては

  1. 成田=ウラジオストクの往復航空券を取ることで旅費を抑える(航空券は十万以内に抑えたい)。
  2. 今回はとりあえずシベリア鉄道に乗って、カップ麺を食べようじゃないか、とりあえずスタート地点に立つことが大切(なんのだよ)。
  3. モスクワの飛行機高すぎワロタ。
  4. 往復すれば2種類の車両を楽しめる。当方はそういうのに弱い。
  5. こんだけ鉄道鉄道言うてて怒られそうなんだが、当方乗り物に弱く酔いやすいので長距離の鉄道移動に自信がちょっとなかった。

 が挙げられる。

[具体的な日程]

Day1 夕方にウラジオストクに到着、ホテルへ。

Day2 ウラジオストク市内観光、ホテル泊

Day3 ウラジオストク市内観光→夕方シベリア鉄道ハバロフスクへ、鉄道泊

Day4 朝一にハバロフスク到着、市内観光、ホテル泊

Day5 ハバロフスク市内観光、夕方シベリア鉄道ウラジオストクへ、鉄道泊

Day6 朝一でウラジオストク着、ウラジオストク観光、ウラジオストク

Day7 ウラジオストクから成田へ

 

 

とにかく旅行の行き先は決まったので、次回からロシア入国までの準備のお話をして、どれほどこの旅行に我々が熱量を注いできたかお伝えしていきたい。

 

続く…